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Welt wunder

MMORPG「マスターオブエピック」の2次創作&オリジナル小説置き場兼MoE日記。誰が得するかって俺得。

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2009

02/27

Fri.

不定期連続小説「MoE/AtW」 

第18-3話「真赤な空は見えただろうか」



「……はぁ」
黄昏の砦の一角。
その場所はアレットのお気に入りの場所だ。
レクスールヒルズの一面とはるか遠くまで広がるイルヴァーナの景色を想像すると、心が逸る。
戦うことを知らなかったあの頃、妹と共に駆けずり回った渓谷に行きたくなるから。
「アレット」
「……」
名前を呼ばれて振り返って、直ぐに俯いた。
「隣、座るぞ」
細身とは言え自分よりずっと大きな体が影を作り、アレットに掛かった。
「オルガさんに、選択肢を持ちかけてきた」
どちらも、何かを失って、何かを手に入れる。
詰る所、相応の対価を支払わねば、相応の見返りは返ってこない。
「お前は、今の居場所が好きなんだな」
「大好きなの。皆、優しいの……。あたしには、選べないの」
どうやら部屋を抜け出したときから、煉の言いたいことはわかっていたらしい。
「そういう選択もあるが、オルガさんやアニェルはそれを望んでいない。オレはその意思を汲み取ったから、選択肢を出してきた」
「……煉は、どう思うの?」
此処まで来て、アレットは初めて煉の名前を口に出した事に気づいた。
「オレは部外者だ。口を出す権利はない」
「そんなの関係ないの。煉が、どう思うかを聞きたいの」
「アレットの好きにしたら良い。結果は後から付いてくる。重要なのは……悩むことさ」
「答えになってないの」
これではそんな事知らん、とか興味ない、とか言ってるようなものである。
「あたしが、もしみんなの望んでいない選択をしたら、煉はどうするの?」
「その時になってみないとわからないが……少なくとも、お前達『家族』に泣いていて欲しくは無いな」
やはりはっきりとは言わないが、意味は通じた。
「……そういう言い方はずるいの」
不意に、アレットの目に映る景色が歪む。
「妹の為に強くなったのは偉い。けれどそれだけじゃ生きていけないさ」
煉はただアニェルの頭を優しく撫でた。
「誰も見ていないぞ」
その言葉を皮切りに。
「――」
歪んだ景色を遮断して、しばらくの間アレットはこの辛過ぎる葛藤から開放されたいと願い、涙を流した。

「おかーさんとちゃんと話し合うの。アニェルにも、ちゃんと話さなきゃいけないの」
一頻り泣いて、すっきりして。
「それがいい」
「煉」
「ん?」
「その……」
ありがとう。
その呟きと共に、頬にそっと掠めるようなキスを。
「見た目よりずっとマセてるんだな」
彼は一瞬ぽかんとしたが、直ぐ苦笑してそう言った。
「失礼なの、撤回を要求するの」
反応が思ったより冷静だった為、逆にアレットが恥ずかしくなってしまった。
誤魔化す様にまくし立てる。
いろんな意味で顔が真赤。
「背伸びしすぎだ」
「……」
しばらく退きそうに無い顔の赤みは、まるで夕日の色そっくりだった。

そして、夜の帳が下りる頃。
「何だか、事が変な方向に進んでいるようだが」
「あなたの力を借りても、あれ位の効き目しかなかったようです」
「ふむ……」
後数日で月は満ちる。
それが、あらゆる意味で最後の時。
「まぁ、悪魔の最後の気まぐれなぞ、そのくらいが丁度良い」
「少なくとも、二人は幸せにさせますよ。それがあなたの願いなんですから」
「何事も起こらねば良いのだが――」
答えは未来にならねば、解る訳も無く。
サキュバスはただ、悪魔らしく影で生きるのみ。

To be continued...




やぁ。
なんとも気の重い話というか、短さの割りに今までで一番描写に苦労した感がある。
一応グッドエンドにも、バッドエンドにも事が運べるようになっているでごわs
断言しよう、今までで一番ひどいチャプt

ともあれ、暗い話は(とりあえず)ここまで。
次回からはバザール編。
邪神がっ!忍者がっ!
帰って……来ることも無いことも無いのございますです。
ウン、ヨユウガアッタラカクヨ。
日本語でおkですねわかります。

次回MoE/AtW第19話ー1「お祭りの夜に」

また選択肢出そうかなぁ……。
でも殆どこのブログ教えてないんだよなぁ……。
興味もってくれてる人が少ないのが、私としては一番辛かったりする。
自分から閉鎖的にしたので自業自得とは言え、ねぇ?
モチベの問題ってやつだ。
わざわざ宣伝しにゲームにインしたいとまで思わないし、どうするべきか。
愚痴っぽくなった、反省している。

んじゃまた次回。
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Posted on 16:45 [edit]

category: MoE小説<現行作品>

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2009

03/18

Wed.

12:05

うつつ #- | URL | edit

No title

ああああああ!こうきましたか!
続きが気になりますね!!
・・・え、もうずいぶん前にUP済み?
読んできます!!!

 

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